あったかウール
クリスマス寒波のまっただ中の現場に、ふわふわと暖かそうなロールが転がっていました。100%ウールの断熱材です。こんな高価な断熱材を選んだっけ...?I邸では”セルロースファイバー”という新聞紙をリサイクルした繊維状の断熱材を床壁天井の全面に充填します。断熱効果は当然ながら防音効果・調湿効果も共に大きくI様が長年気にかけていたことが一気に解決するすぐれものです。これも一般的なグラスウールなどよりは若干割高ではありますが、さらに高級と思われるウール100%のほうは、セルロースファイバーが充填できないような小さなすき間に詰め込むために用意されていたのです。自然素材にこだわる故に、新聞紙が入らないすき間埋めにウール!徹底ぶりが素晴らしいです。(c)


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学ぶ。
どの現場でも初めて経験することは必ずあって、調べたり教えてもらったりで日々学ぶことがたくさんあります。今回I邸での初採用は雨戸です。既製品ではなく木製建具で制作します。戸箱(雨戸が収納される部分)や敷居(下のレール)、鴨居(上のレール)それぞれがゴツくなり、建物の外観に大きく影響するので今までは雨戸をつけるのを否定的に考えていました。防犯上もない方が良いという意見も多くあります。が、施主の考え方や暮らしのリズム、過ごし方を伺うとこの雨戸、I邸には必須なのです。ディテールの検討を重ね、現場でも大工さん、工務店さんとの打ち合せが進んで、今では一番出来映えが楽しみな部分になってきました。今日からそのゴツい鴨居がつきはじめました。(c)


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高いところ
私はちょっとアレなんで高い所が好きです。現場の単管足場なども難なくよじ上るので、一応ながら女子を心配してくれる監督さん職人さんに「お転婆だねぇ」と度々笑われます。今日は仕上がったカラーステンレスの屋根を見にお施主さんと足場のてっぺんまで上がり、完成したらもう見ることのできない眺めをじっくり堪能いただきました。屋根のない部分はインナーバルコニーとなります。ここから月や星を見上げられたらいいなぁと思っているのです。(c)


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進化する材料
今日はバルコニーの防水工事が行われました。FRP(fiber reinforced plastics)という樹脂を塗装して固める、風呂桶や船体と同じ素材です。バルコニーが風呂桶になるわけですから私はこの防水材に大きな信頼を置いています。バルコニーに溜まった水を外に出す吐水口の部材を”ドレイン”と言って、今までは金属製のものばかり使っていました。今回現場で使ったこの”横引きドレイン”はFRP製。これなら防水塗装部分とのなじみがとてもよく、今回のようなインナーバルコニーで特に雨漏りに敏感な場所に最適です。新しい素材にすぐ飛びつくのは好きではありませんが、こんな優れた新しい材料を目にするとつい心躍ってしまいます。(C)


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サッシが付きました
I邸の現場にサッシが付き始めました。現場にいる間にパタパタと壁の穴が塞がれてぐっと部屋らしさが増してくる瞬間を目撃。現場はおもしろい。(C)


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遺跡調査
府中の大国魂神社の近くで住宅の計画が進んでいます。歴史のある地域なので掘ればほぼ確実に 何か が出る場所とのこと。今日はその敷地で試掘調査が行われました。そして出てきました、何かが。。。


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