時の経過
川崎の住宅の屋根は”入母屋”という様式の屋根です。かつては屋根瓦でしたが5年程前に耐震のために銅板に吹き替えられました(写真左側)。写真右側の緑色の部分は45年前の竣工当初からあった下屋部分の銅板。緑青が出て良い風合いです。緑青がでるのは腐食や劣化ではなく、銅が自ら酸化して皮膜を造り内部を守っている状態です。今回この部分は増築部分との関係で新しい銅板にとりかえなければなりません。また数十年後、この色にお目にかかりたい。建築は時間芸術だと思います。(c)

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